何か返さなければいけないものがあってロブの家に行った。
ロブの家は遠い駅にある。
さらに駅から自転車で移動しなければならないほど遠い。
ロブの家はホテルみたいにきれいな建物の、確か206号室。
と、207と204だったかな。とにかく3部屋借りてたはず。
206号室の前で、ここであってるかどうかドキドキしていると、中から裸の女の人が出てきた。体にシーツみたいなものを巻いている。
私はぴんときた。
「あの、モデルさんですか?」
「あ、はい。」
女の人がにっこり微笑む。
やっぱり。
撮影中なのだ。
ロブはたまに、自分の留守中に家を撮影のロケーションとして人に貸している。
こうゆう撮影に邪魔が入ることをロブは嫌がるだろう。まずい。
でも折角来たので、楽屋っぽく使われている方の部屋の玄関を開けて、そこでタバコを吸ってた男に声をかけた。
「あの、これをロブに渡してください。」
ダハコの男が荷物を受けとる。
私は一歩もロブの部屋に入らなかったのだから、きっと怒られないだろう。
ものを無事に返すことができ、私は安心して帰り道を進んだ。
駅についてみると、知り合いがいて道中することになったんだけど、その前に、この自転車をどうすればよいかわからない。
そもそもこの自転車、どこで手に入れたのかわからない。
レンタサイクルのようだけど、借りた覚えもないし...
どうしよう?
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