末の弟と電車に乗り込むと、はす向かいにマサコさんが座っていた。元同僚のマサコさん。相変わらずの、弾ける笑顔。
別の駅で降りて、私たちは港の倉庫のようなところにきた。
ここにはつい先日来たばかりだ。その時は避難が遅れて大変だった。
災いの種類は覚えていない。
そして今、また同じ災いが来るのが分かっている状態。
いや、来るのも、そのものは災いではなかったかもしれない。むしろ、もっと心踊る何かだったかもしれない。
ただ、ソレが来ることによって起こる人の波が、厄介なのだった。
私が最も心配している装置を、とりあえず倉庫の入り口に移動する。
外扉と中扉の間のスペース。
エアロックとか除菌室とか、風徐室とか、そうゆう感じの空間。
外でも中でもないスペース。
ここが一番安全に思える。
けれど中扉の方が大分くたびれているようなので、私は修復を試みた。
手近にあったごみ袋を裂いて、天井から吊るす。
悪くない。
ただし、倉庫の扉一面をこれでおおうには
ごみ袋がまだなん束も必要だ。
私はごみ袋を買いに、夜のコンビニへと走った。
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