実家の子供部屋。
今は末の弟が使っている。
弟とその友達が、カードゲームに興じるのを尻目に、私は棚の中を物色する。
奥に、風呂敷包みがある。
無性に懐かしい気がして開けてみると、単管の連結に使うような部品となにか黒いかけらが入っていた。
ああ、これか、そんなことあったな、と思った。
どんなことがあったかは思い出せない。
弟の友達は顔が見えない。私も顔を見られたくない。
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月寒中央公園駅に、大森駅前のロータリーがあって、時は夜。
ベンチに大きな荷物とベビーカーがあって、赤ちゃんが乗っている。
大人の姿は見当たらない。
母親はどこだろう、と思っていると、両脇を警官がすり抜けていった。さっき向こうで聴こえた怒鳴り声のせいかもしれない。
警官の一人二人が公衆トイレに駆け込んだ。さっき聴こえた悲鳴が原因かもしれない。
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地下に続く階段を降りると、暖かい部屋。
ミーみたいな髪型の女の人が微笑んでいる。彼女が例のリコーダ奏者だ。
そうなるともう一人は何の奏者なんだろう。
ユニット名に聞き覚えあり。
週末狸小路で、演奏会があるからと誘われたけど、その頃はもう東京に戻るので、と断るしかなかった。
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