ベルリンフィルが福岡公演のリハーサルをキタラでやっていると聞き、慌てて公園を抜けてキタラに行った。夕闇の始まるころだった。
公園にはまだ雪が残っていて、走っていても空気がひんやりとしていた。
キタラの中はとても温かく、ベルリンフィルのリハーサルを聴きに来た人々がのんびりとくつろいでいた。
練習しているホールにはさすがに入ることが出来ず、みんな控室みたいなところでオケの音に耳を傾けていた。別室ではあったけれども、音は十分に聞こえた。
部屋には、カーペットが敷いてあって小学校に上がる前の小さな子供を連れた家族が多いようだった。
暖かい室内、声を殺しぎみにじゃれあう子供たち、まどろむ大人たち、柔らかな音楽。
私もなんだか気持よくて眠くなってきた。
音楽が何だったかは覚えていない。でも春のような心地よい曲だったと思う。
と言っても、春の祭典とかヴィヴァルディの春のような元気な感じではなく、あの、魚の名前の曲みたいな。あれ、なんだっけ。思い出せない。
あ、思い出した。鱒だ。シューベルトの。
鱒みたいな感じの曲だったと思う。
まあ結局、夢の中で何が演奏されていたのかはさっぱり思い出せない。
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