2021年1月26日火曜日

花咲き乱れる窓辺のシーンを盗んで逃げてしまった

自転車を押して歩いていた。
隣を歩く母の顔を見るとエレーナさんだった。
エレーナ母さんとは校門で別れた。

卒業がかかったテストのために講堂に入った。
元カレと目が合う。彼とは今は普通に友達だけど、彼の隣に今カノが座っているのが見えたし、すぐ隣に座るのはなんだかよくない気がして、斜め前の少し離れた席に座った。

私の隣にはタニくんが座っていた。
あれ、タニくんとしゃべるのめちゃくちゃ久しぶりな気がする。というか初めて話したのかも?
テストは、破天荒な男の妻が主人公の小説から出題されていた。

テストが終わって、タニくんとご飯を食べに出かけた。
オオニシさんとミイちゃんも一緒だ。
住宅街の古民家カフェ。
渋い木造の内装がおしゃれだと言って、バシャバシャ写真を撮った。

カフェの屋上に景色を見に行ったら、隣の建物から、顔を白塗りにした黒い制服の団体に怒号を浴びせられた。凄い圧力。

慌ててその場を離れたら、ミイちゃんとはぐれてしまった。
自転車をオオニシさんに預けて、ミイちゃんを探しに走り出した。

閑静な住宅街を走っていると、白い柵と花に囲まれたバルコニーがあり、男が二人、向かい合って座っていた。
奥に座ってまどの外側を向いているのは高橋一生だった。
窓の前を通り過ぎる瞬間、背を向けて手前側に座っていた男が身をよじらせたために顔が見えた。森山未來だった。
森山未來は身をよじり、肩を震わせ泣いていた。
痴話げんかだろうか。
見てはいけない私的なシーンを盗み見てしまった罪悪感を振り払うように、角を曲がった先の坂を駆け下りた。
逃げてしまった。
ミイちゃんもどこかに置きざりのまま。
罪の余韻であたりが薄暗くなった。

道路一本渡ったらもう大通りだった。トワイライトの大通り。
アジアっぽい土産屋やレストランが立ち並ぶ。
アオザイかチャイナドレスを着た売り子が、ぽつりぽつりと店前にたたずんでいた。

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今思い返してみると、夢に出てきたタニくんの顔が、学生時代の同級生のタニくんというより、五反田で同僚だったタニさんに近かったような気がする。というか、同級生のタニくんと同僚のタニさんの顔の違いがわからない。ふたりの姿は私の中で同化してしまったらしい。

2021年1月11日月曜日

やりなおし

世界が滅亡して、大理石でできたこの建物にいた者たちだけが生き残った。

男と女と、その2人の子供たち。
それから建物の地下に住む娼婦たち。

取り残された人々は、協力して暮らした。
しばらくの間、大変だけれど平和な日々が続いた。

ある時、食べ物を探しに出かけた子供たちが帰ってこなかった。
夫婦が探しに出かけ、子供たちの死体を見つけた。

娼婦たちが争い始めた。
娼婦たちの頭が、大理石をとがらせた槍で妻を刺し殺した。
夫は怒り狂い、娼婦たちを一人残らず同じ槍で刺し殺し、最後に自分の胸を刺し貫いて息絶えた。

というところで一旦再生を停止し、私はエンディングをもっと違う形に変えたいと思った。もっとこんな風に…。

…娼婦たちの頭が、大理石をとがらせた槍で妻を刺し殺した。
夫は怒り狂い、娼婦たちを殺し始めた。
追い詰められた娼婦頭は、夫に言った。
「私を殺してしまったら、あなたは世界にたった一人になってしまうのよ」
夫は声を絞り出した。
「お前が妻を殺した時にもう、俺は世界でたった一人になってしまっていたんだ」
夫は娼婦頭を槍で刺し殺し…

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ここで目が覚めた。
今回みたいに、夢のシナリオが気に入らず、途中でやり直すみたいなことがしばしばある。

2021年1月9日土曜日

こちらが片言だと、ネイティブの人もなぜか片言っぽくなる現象

車を押してる女の人がいた。
少し郊外の、国道を一つ入ったところの住宅街。
引っ越しするというので手伝ってあげることになった。

後日、家族みんなで彼女の家にいった。
家には女の人と同い年ぐらいの男の人と、もう一人女の人がいて、3人でルームシェアしているらしかった。
男の人は、黒ぶち眼鏡に少し長めの短髪で、いかにも文化系男子っぽい。
部屋の中に音楽がかかっていて、千の風になって的な、クラシックっぽい歌謡曲には聞き覚えがある。
お父さんと、「確か、鯨水って曲じゃなかったっけ?」「鯨水って書いてクジラと読むんだっけ?」などと話した。

この間の女性が出てきた。
よく見ると、aqubiのtakamiさんだった。
驚き。なんでこの前気づかなかったんだろう。

言われてみれば、居間の横に張り出している仮設部屋は、ロフトベッドにカーテンをつけてできている様子で、Youtubeの配信で何度もみた薄暗闇に白いレースの舞うあの部屋に違いなかった。

「ここ、いつも撮影しているところ?」

とtakamiさんに聞くと、いつものごとくニコニコしつつ、こくりとうなずくのがかわいらしいのであった。
takamiさんは、シェアハウスが解散するタイミングで、例のスタジオから徒歩数分のマンスリーアパートに引っ越すらしかった。スタジオに近いなんて最高ですね、もしかして新作を録音するのですか?と聞きたかったけど、なんとなく切り出せなくて、ただ、最高の場所ですねというフレーズを繰り返しては無暗にニヤニヤしている私だった。

引っ越し後、向かいの建物で軽くお疲れ様会をやることにした。
私以外の家族は車の中で待っているというので、私とtakamiさんだけで行くことになった。
中に入ると先客がいて、その中の一人が話しかけてきた。
彼はロシア人だった。

「あなた、ロシアから来たんだったら!」

takamiさんはそう言ってロシア人と私を建物の奥へといざなった。
深緑の硬いカーペットが敷いてある裏廊下を抜けて、別棟の地下、リノリウム張りの教室のようなところに入ると、中にたくさんのロシア人がいた。

異国の地で暮らすロシア人たちが、集まって交流する場のようだった。
連れてこられたロシア人はあまり気乗りしないようだったけれど、そこにいる人たちと話し始めたので、彼のことは放っておいて、別の人と話すことにした。

コーカサス系か、アジア系っぽい感じのお兄さんが、自分のところで販売しているハチミツとジャムを試食させてくれた。
ジャムはなんだか忘れたけど、ハチミツがめちゃくちゃおいしく、どこの木を使っているのかたずねた。白樺だろうか?本国から取り寄せている?

ハチミツ販売のお兄さんは「Ока... Окаяма и Фукусима」と片言っぽく説明した。こちらが片言だと、ネイティブの人もなぜか片言っぽくなる現象。

岡山と福島。
福島はともかく、岡山で白樺がそだつだろうか?もしかしたらアカシアとか、なにか別の木なのかもしれないなとおもった。

辞して親の車へ。
さっといってさっと変えるつもりだったのにすっかり遅くなってしまい罪悪感がすごい。
車に近寄ると、丁度弟が車から降りて、私を呼びに来るところだった。

父が車から降りてきて、ダンボールで作った火山を噴火させようとして組み立て始めた。
今の父の心境が怒りなのか興奮なのか、火山が爆発してみないとわからないなと思った。

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目覚めて、暗闇と白レースのユーチューブ配信なんてみたこともないことに気付いた。いったいなんの断片だったったんだろう。
例のスタジオていうのも、夢の中では周知の事実だったのだけど、今思い返してみる限り、そんなスタジオにはまったく思い当たらないのであった。

2021年1月7日木曜日

夢の中でメモった夢とは別の夢

面白い夢見た!と思って手帳にメモった。

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目覚めた瞬間、手帳にメモがないだろうことに気付いた。
メモったところ自体が夢だった。
どんな面白い夢だったか思い出そうと思ったけど、どうしても思い出せなかった。
それからしばらくして、メモしたのとは全く別の他の夢をみていたことも思い出した。
以下に書くのは、思い出せた方の夢。

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実家、もしくは大草原の小さな家に出てくるような牧畜農家。
家の前の広場にテントが張って合って、不法滞在の家族が住んでいる。
東欧の言葉を話す人々で、なんとなく意味が分かる。一瞬ロシア語で話しかけそうになったけど、(そしてそれはそれで通じたかもしれないけど、)なんだか失礼な気がして、英語で会話した。

家族のお母さん的存在らしき女性が、大きな寸胴鍋などを使って作った料理をふるまってくれた。一つのプレートの上に、ふかした雑穀と、ベーコンと、サラダが乗っていて、家族の中の一人が食べ方を見せてくれた。
左の掌の上に右手で雑穀をぎゅっぎゅっと押し広げ、その上にベーコンとサラダを押し付けるようにのせて食べる。

おいしい異国の料理を食べながら、時計が気になっていた。多分もう、どんなに急いでも間に合わない。お母さんが車で送ってくれれば間に合うだろうか。

そうこうするうちに、派手なエンジン音が聞こえて、一台の車が返ってきた。

黒のロングレザーコートを着たけばい女が下りてくる。化粧がば過ぎて、角度によってはトカゲみたいに見える。私のお母さんだ。お母さんに頼めば車で送ってくれるかもしれない。

家に入っていくお母さんを慌てて追いかけたけど、お母さんは目にもとまらぬ速さで家の奥に行って服を脱ぎ、お風呂に入ってしまった。

お風呂を覗くと、化粧が全部とれた、目の細いキューピーちゃんみたいな顔の女が湯船につかっていた。ああそうか、わたしのお母さんなんだからこういう顔なのか、と、妙に納得しつつ、車を出してもらうのは諦めて家を出た。

家の隣にある納屋の前に、布で覆われたがれきの山みたいなものがあって、布の間から自動小銃等の武器がちらりと見えた。

私はあわてて目をそらし、見なかったことにした。

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目覚めてから思い出す限り、夢の中でお母さんだと思った人物は見知らぬ顔だった。
化粧前も化粧後も。
化粧をした顔は、いつかのビョークにちょっと似ていたかもしれない。

2021年1月5日火曜日

乗り過ごして学生時代の友人のところへ

 電車でおしゃべりをしている、白いセーラー服の学生の間に割り込んで座った時、なぜこの子達は一席空けて座っているのだろうかと思ったことは覚えている。詰めてくれないかなと目で訴えたけど通じず、仕方なく二人の間に割り込んだ。

次に気づいた時は知らない駅にいた。

疲れ切っていたのか。

いつもの駅でないことにも気づかず電車を降りて歩くうちに、どこもかしこも物凄く大量に人が並んでいることに気づいて呆然とした。駅名プレートに書いてある漢字が読めない。簡体字?

ここどこ?

いずれにせよ、こんな密な電車に乗るのは嫌だ。歩いて別の駅に行くことにした。スマホの地図を開いてみると、現在地の近くに自衛隊前駅があるのが見えた。札幌じゃないか。どうやらよっぽどおかしな乗り入れ電車に乗ってしまっていたらしい。

思案しながら小道をウロウロしていたら、前方に私と同じくウロウロしている女性がいた。若く、ふくよかで、大柄な、ほんわかした感じの女性。

キョロキョロする彼女と目があった。微笑んで会釈。彼女も電車を乗り過ごしてしまったらしい。聞けば期はかぶっていないようだけれど、大学時代のサークルの後輩とのこと。クミが共通の知り合いだということがわかり、クミを頼ることにした。

クミの家。サークル時代の写真などを懐かしく眺める。同期で、団長だったまっちゃん(ダウンタウン)の話になる。

クミ曰く「この前会った時も、20代くらいのダイナマイトな女の子連れてたよ」とのこと。相変わらずの模様。学生の頃からとても人望があつかったけれども、どうにも苦手なんだよな、まっちゃん。

それから後輩のキムの話に。

「キムのカツラ見てよコレ!」

クミが言うと、一緒に来た女性もくすくす笑った。キムくん、いつの間にカツラに... 、思いながら写真を覗き込むと、脳天が真っ平らに見える髪型の男性が満面の笑みで写っていた。ただ、彼の顔は私の知っているキムくんではなかった。私の知らない、別のキムくんなのかな?というか、顔面の中心部はどちらかというとサッピーを思い起こさせる。

サッピー、元気だろうか。急に懐かしさに包まれる。

壁にかけられたカレンダーに目を留めると、稽古とか講義とか書いている。クミが芝居を続けていた事に面食らった。講義は、複数の大学で演劇のクラスを受け持っているとのことで、更に驚いた。

講師をしている、と、気恥ずかしそうに話すクミ。芝居だけでは食べていけないことを自嘲気味に話す仕草なのだろう八の字眉。急に講師としての貫禄を感じる。私達は、社会的にそんなポジションにつくような年月を重ねきたのね、と、感慨もひとしおだ。

ほんわか女性の方も芝居をやっているらしい。更にフルートもやっているというから驚いた。私はテンションが上がって、フルート見せてと叫ぶ。彼女が隣の部屋に通じる引き戸を開けた。めちゃくちゃ散らかった部屋。着る前なのか脱いだあとなのかわからない衣類がそこら中に散らばっている。湿気が溜まりそう。

彼女は奥からいくつもの大きなケースを出してきた。一つ開けてみると、巨大な茶色の木管が出てきたが、よく見るとリコーダーだったのでがっかりした。




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目覚めてから一番不思議だったのはなぜダウンタウンのまっちゃんが学生時代の同期ってゆう設定だったのかということ。夢の中だとそういうことに全く違和感持たないのが不思議。