卒業がかかったテストのために講堂に入った。
テストが終わって、タニくんとご飯を食べに出かけた。
カフェの屋上に景色を見に行ったら、隣の建物から、顔を白塗りにした黒い制服の団体に怒号を浴びせられた。凄い圧力。
閑静な住宅街を走っていると、白い柵と花に囲まれたバルコニーがあり、男が二人、向かい合って座っていた。
痴話げんかだろうか。
アジアっぽい土産屋やレストランが立ち並ぶ。
電車でおしゃべりをしている、白いセーラー服の学生の間に割り込んで座った時、なぜこの子達は一席空けて座っているのだろうかと思ったことは覚えている。詰めてくれないかなと目で訴えたけど通じず、仕方なく二人の間に割り込んだ。
次に気づいた時は知らない駅にいた。
疲れ切っていたのか。
いつもの駅でないことにも気づかず電車を降りて歩くうちに、どこもかしこも物凄く大量に人が並んでいることに気づいて呆然とした。駅名プレートに書いてある漢字が読めない。簡体字?
ここどこ?
いずれにせよ、こんな密な電車に乗るのは嫌だ。歩いて別の駅に行くことにした。スマホの地図を開いてみると、現在地の近くに自衛隊前駅があるのが見えた。札幌じゃないか。どうやらよっぽどおかしな乗り入れ電車に乗ってしまっていたらしい。
思案しながら小道をウロウロしていたら、前方に私と同じくウロウロしている女性がいた。若く、ふくよかで、大柄な、ほんわかした感じの女性。
キョロキョロする彼女と目があった。微笑んで会釈。彼女も電車を乗り過ごしてしまったらしい。聞けば期はかぶっていないようだけれど、大学時代のサークルの後輩とのこと。クミが共通の知り合いだということがわかり、クミを頼ることにした。
クミの家。サークル時代の写真などを懐かしく眺める。同期で、団長だったまっちゃん(ダウンタウン)の話になる。
クミ曰く「この前会った時も、20代くらいのダイナマイトな女の子連れてたよ」とのこと。相変わらずの模様。学生の頃からとても人望があつかったけれども、どうにも苦手なんだよな、まっちゃん。
それから後輩のキムの話に。
「キムのカツラ見てよコレ!」
クミが言うと、一緒に来た女性もくすくす笑った。キムくん、いつの間にカツラに... 、思いながら写真を覗き込むと、脳天が真っ平らに見える髪型の男性が満面の笑みで写っていた。ただ、彼の顔は私の知っているキムくんではなかった。私の知らない、別のキムくんなのかな?というか、顔面の中心部はどちらかというとサッピーを思い起こさせる。
サッピー、元気だろうか。急に懐かしさに包まれる。
壁にかけられたカレンダーに目を留めると、稽古とか講義とか書いている。クミが芝居を続けていた事に面食らった。講義は、複数の大学で演劇のクラスを受け持っているとのことで、更に驚いた。
講師をしている、と、気恥ずかしそうに話すクミ。芝居だけでは食べていけないことを自嘲気味に話す仕草なのだろう八の字眉。急に講師としての貫禄を感じる。私達は、社会的にそんなポジションにつくような年月を重ねきたのね、と、感慨もひとしおだ。
ほんわか女性の方も芝居をやっているらしい。更にフルートもやっているというから驚いた。私はテンションが上がって、フルート見せてと叫ぶ。彼女が隣の部屋に通じる引き戸を開けた。めちゃくちゃ散らかった部屋。着る前なのか脱いだあとなのかわからない衣類がそこら中に散らばっている。湿気が溜まりそう。
彼女は奥からいくつもの大きなケースを出してきた。一つ開けてみると、巨大な茶色の木管が出てきたが、よく見るとリコーダーだったのでがっかりした。
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目覚めてから一番不思議だったのはなぜダウンタウンのまっちゃんが学生時代の同期ってゆう設定だったのかということ。夢の中だとそういうことに全く違和感持たないのが不思議。