また殺される夢をみた。
すごくすごく好きな人と、思いが通じた、みたいな始まり方だった。
坂の上の建物の陰でキスをして、それから相手がアイスクリームを食べようといった。
私はアイスクリームなんかどうでもよかったけど、彼が嬉しそうならそれでよいと思った。
二人で坂の上のコンビニに行った。
そこのコンビニでは特別なソフトクリームだかクレープだかが売られていて、これがおいしいんだよと、彼が教えてくれた。私たちはそれを買って店を出た。
店を出たところで殺し屋たちに見つかった。
私たちがどうして追われているのかはよくわからなかったけど、とにかく殺し屋たちはジェイソンみたいな狂人でもなく、個人的なうらみを晴らそうとしているのでもなく、なんらかの組織の決定に従って私たちを殺そうとしていた。その組織がどれほどの大きさの組織なのかわからず、警察に助けを求められる状況なのかは定かではなかった。
夕暮れの住宅街で、彼らはためらいなく発砲してきた。
私たちはとにかく走って逃げた。
この前の夢と違って、私たちはごく普通の一般市民で、殺し屋から殺されそうになったことなんか今まで無くて、気が動転してその場で動けなくなってもおかしくない状態だったけど、我を忘れそうな状態だったけれど、彼は私を見捨てなかったし、私も必死で彼についていった。
なんとか路地に逃げ込んで、彼らの視界から外れることに成功した。
ここで彼らを撒けるかどうかは、今この時の決断にかかっている。
路地にはごく一般的な一軒家が並んでいる。どの家も自家用車がとまっていて、ブロック塀の中には小さな植木を置ける程度の庭。
私たちは一番左の家の駐車場に逃げ込んだ。その家は駐車場が他の家より少しだけ大きく、砂利が敷いてあって、駐車場と裏庭の間が高い金網で仕切られていた。裏には草原になっていて、草は短く刈り込まれていたが花などは植えられていなかった。
私たちは金網とブロック塀の隙間に身を潜めようとしていた。
すると、砂利を踏む音がして、着物を着たおじいさんがやってきて私たちを見つけた。
ここの家主らしい。傷だらけの私たちを見て慌てて駆け寄ってきた。
「どうしたんだ」
言われて、涙がにじむ。
私たちは、助けてくださいだとか、かくまってくださいとか、なにかそんなことを言ったと思う。そこへまた、砂利を踏む音が聞こえた。
今度は複数の足音だ。
反射的に私たちはブロック塀の陰に隠れた。
ブロック塀の隙間から、殺し屋たちがやってくるのが見えた。
殺し屋たちが、着物のおじいさんと親し気に挨拶をかわすのが見えた。
「そこに逃げ込んでいるよ」
おじいさんがこちらを指さすのが見えた。
殺し屋がブロック塀の裏側に回り込んできて、4、5メートルのところから私たちを打った。最初の弾は彼に当たった。すぐに私にもあたったので、彼が死んだかどうかわからなかった。
目が覚めたので、私が死んだのかどうかも、よくわからなかった。
目覚めたとき、あまり恐怖は感じていなくて、ただとても悲しかった。
それから、砂利を踏む音は好きだなと思った。
2020年2月24日月曜日
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