復讐のためかなにかの名目を作って、人を騙して楽しんだ。
テーマパークの中で。
ウヨとかマツとか、ミイちゃんもいたかもしれない。
誰をどう騙したかは憶えていないけれども、若い、ドラマーの兄ちゃんが、私のことをドラマーだと信じていて、それで私にボイスパーカッションのフレーズを仕掛けてきた。
私は彼の繰り出してきたフレーズより気のきいたフレーズを口で作ろうとしたのだけれど、漠然とイメージしたものは全く音にできなくて、ブルルップン、ブルルルップン、みたいな残念なフレーズしか出てこなくて、気持ちと現実のギャップにがっかりした。
私がそんな体たらくなのに、ドラマーの若い兄ちゃんは、全然気にしていないみたいだった。
私は、このドラマー大したことないな、まともなドラマーなら、私のこんなボイパ、おかしいってすぐ気づくはずだもんな、大したことないドラマーで、ラッキーだったな、と考えていた。
窓からはパレードが見えていた。
工事中なのか、場に似つかわしくない、大きなクレーン車があり、みんな待ち合わせの目印にしていた。
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