2014年4月24日木曜日

評価

木造とレンガの組み合わせは、なんだか有楽町の高架下を思わせる。
けれどもそこは駅ではなくて、院生用の研究室棟なのだった。

私はインタビュー形式のテストを受けていて、試験官のエレーナさんが、評価を話している。

...用語の選択が最適とは言えず、全くの的外れではありませんが、正確な語彙ではありませんね。それから動詞の語尾変化がほとんど間違っている。
日常的なコミュニケーションに問題はないでしょうが、成績をつけるとしたら、あまりよい評価は出来ませんね。...

わーエレーナさん、友達なのに試験官ともなると厳しいな。私そこまでロシア語流暢でもないこと、みんなにばれちゃうな…

その後夜には懇親会があって、生徒たちには声がかかっていないみたいだったけど、私は通訳者ということで声がかかった。

行きたいなとも思ったけれど、友達みんな不参加なのに行ってもしょうがないから断ろうと思った。

しかし、ふと気づくと、私は懇親会に参加していた。

...現実の世界でも、私そうゆうとこある。

2014年4月23日水曜日

霜柱電車

年季奉公なんだと思う。
畳の部屋に住まって、働く。
新人は私の他に4、5人いて、苦しいけれど、みんなよく耐えて働いている。

みんな出払って、私一人留守番をしているときだった。
窓から見える線路をキタキツネが横切るのに気をとられていたら、いつの間にか客が来ていた。

客は、いかにもやくざものの、がたいのいい男と、女と、若い男と、若い娘の4人で、今年奉公に出した新人を回収しに来たとのことだった。

他の奉公人が帰ってきた。
みんな怯えている。
客は、私たち奉公人を売り飛ばした、人売りの一団だったから。
私たち奉公人は、お屋敷での暮らしは辛かったけれど、彼ら人売りの元に帰るよりはずっとましだったので、屋敷に残りたいとごねた。

すると、ヤクザものの男は、屋敷に残ってもいいが、それ相応の代償を払わなければいけない、というようなことを言った。

そして、私の口に手を突っ込んで奥歯を抜き取った。
私の奥歯は差し歯だったので、大して痛みは感じなかった。ちょっとすかすかするだけだ。
他の奉公人たちも歯を抜かれていた。

ある奉公人などは、下の歯一列ごっそり抜かれていた。
抜かれた歯の連なっている様子が、霜柱みたいだった。
霜柱で作った電車のオモチャみたいだった。

その後、女に平手打ちされ、若い男と若い娘にも何か暴力を受けたが、若い二人は明らかに手加減しているのがわかった。

この二人は、望まぬのにこんな稼業の家に生まれてしまったのかなあと思った。

2014年4月22日火曜日

kj

最近宮沢賢治のことばっかり考えていたら、今朝がた遂に、元arのギタリスト、オオタツバサ氏が夢に出てきた。

私は夢の中でもやっぱり話しかける勇気はなくて、私の友達と何か話しているオオタさんを遠くから見ていた。

オオタさんは大きくて、持ってるギターも大きかった。
私の友達は長い黒髪かくるくるカールしてて、私は彼女の後ろ姿を眺めながら、あの髪型、アタックナンバーワンのライバルキャラにいそうだなあ…というようなことを考えていた。

目が覚めてから彼女の顔を思い出してみるかぎり、そんな子現実世界の私の友達のなかにはいないのだった。

2014年4月17日木曜日

言いつけに行った

修学旅行の引率で北海道のどこかに来ている。
バス移動。
食事休憩中、同僚の先生が言った。
「あなたいいわね、2月から小学校に採用決まってるんでしょ?」

私は慌てた。
だって今臨時でこの高校の教師やってるけど、本職は別にあるから。

私は憤慨して、土産の昆布屋かなにかの間をすり抜けて、お母さんのところに駆けつけた。

「ちょっと困るよ!私、他の仕事あるんだから!小学校で働けないからね!」

怒鳴られてるのにお母さんは、まあまあ…といった感じでニコニコしてた。

2014年4月16日水曜日

それらしい顔つき

sleepy.abがビルの出口でファンに囲まれている。
私もファンの中の一人だ。

「キングが今日でラストです。」

成山さんがそういうと、ファンの間からわぁっと拍手が起こって、サポートドラマーのキングが両手を上げてそれに答えた。

なりやまない拍手の中、立ち去ろうとするメンバーたち。
拍手しながらそれについていくファンたち。

拍手はなりやまないどころかどんどん大きくなる。昨今の若者は覚めてるから、こんな盛大な拍手久しぶりに聞いたな…と思って胸が熱くなった。

笑顔で歩いていたメンバーたちが急に歩みを速めた。
一瞬で雑踏に紛れるメンバー。
ファンはそれ以上追いかけはしない。
こうゆう距離感、不思議だなあ。

ぼうっと歩いていたら駅前でタケダ君にばったり出くわした。
タケダ君はやたらオドオドしていて、私と目が合わない。
なんか変だなあと思って彼の顔をじっと見つめる。
あれ、この人こんなに顔濃かったッけ?
なんかもうインドに見える…
やっぱりアレかな、エスニック雑貨屋なんかで働いてると、顔つきもそれらしくなってくるのかな…

というところで目覚め

2014年4月15日火曜日

OL life

「ここで話せない」

彼が私のpcてそう打ち終わるか終わらないかのところで上司がやって来た。
私は慌てて画面を切り替える。
恐ろしい形相の上司。

ギリギリ、ばれなかったみたい。

さりげなく席をたち、部屋を出る。
後ろから彼がついてくる気配。

裏口。
重い鉄の扉を閉めて、彼が話し出したのは、あまりに他愛のない内容だった。
しばらく黙って聞いていたけど、あまりにつまらないので、トイレに向かった。

扉を開けると、今まで見たどんなトイレよりも汚い。
右側の和式便器には新聞紙がごっそりかけてあって、その下に何が隠れているのか考えると恐ろしくなった。

部屋に戻るとアコちゃんがホールのケーキを机いっぱいに並べていた。
7、8ホールはある。
どのケーキもボール紙と毛糸で出来ている。

誰かの誕生日のサプライズらしい。

私は鼻にかかった声で、
「すごーい、かわいーい」
とか連呼して、
「私もお金出すよーっ」
と持ちかけた。
アコちゃんは一瞬宙を見て、
「やーでももう精算終わってるしい」
とか言ってだけど私は引き下がらず、更に鼻声で
「えーっだって、私だけお金出してなかったら仲間外れみたいでさびしーっ」

と言ったところで目が覚めた。

2014年4月13日日曜日

川遊びをする会

友達の友達が主宰する、「川遊びをする会」に誘われた。なかなか人が集まらないらしい。

そりゃね。
まだ寒いもん。

集合はおしゃれカフェ。
見知らぬ人々に混じってお茶。

隣に座った、エンドウ豆みたいな顔形の男性が、自分には別れた妻との間に子供がいる旨話している。
別れた妻は現在33才で、今は函館に暮らしているのだそうだ。
函館!
私は何故か、そこに興味を引かれ、もっと元妻のことが知りたくなった。

けれどもビッケさんの、
「なんなら私が跪いてもいいよ」
という発言に持ってかれてしまった。
この夢の中ではないって跪く=プロポーズすふ、という共通理解がみんなの中にあるようだった。

「え、ビッケさんが跪くんですか?跪かせるんじゃなくて?」
と私がたずねると、ビッケさんは首をたてに降りながら笑っていた。

ふっと気づくと、奥のテーブルの人達はみんな跪いてお茶を飲んでいた。
モリゲンさんも跪いていた。

私は、跪く姿勢というのは太ももの長さが脛の長さと同じでないと、辛い、というような持論を述べ始めたが、述べ終わる前には目が覚めてしまい、みんな消えてしまっていた。

持論だけが取り残された。

2014年4月12日土曜日

巨大パンジーが回旋塔に見える

教育実習か何かのために、見知らぬ土地に来ていた。
建物内で、自分のお客様感を持て余している。
みんなで事務書類かなんかの作成をしているのだけど、私だけ先に終わってしまった。
こんな簡単な書類作るのに、みんななんでそんな時間かかってんだろう。
それとも、私だけお客様扱いされて、ちょっとしか仕事を割り当てられてないんだろうか。

とにかくその場に居づらい気がして外に出た。
止める人は誰もいない。

針葉樹林の間の坂道を降りて行く。
目覚めて今思い出せば、あれ、中学校の脇の、オビラルカに向かう坂だ。
ただし夢見ている最中はそんなこと気付かない。
それに、坂の向こうには大きな街が広がっているみたいだった。

大きな塔が目にとまったのでよく見てみると、巨大なパンジーだった。
巨大なヤシの木のような幹のてっぺんに、黄色く巨大なパンジーの花がトーテムポールのように数首、連なっていた。

パンジーと言えば、茎の短い植物だし、そもそもでかすぎる。
私は興奮してみんなのところに戻った。

ところが私がパンジーと騒いでも、みんな薄暗い顔色をするばかりだった。
だれひとりパンジーという花を知らないみたいだった。
辺りを見回すと、ドアのストッパーが割にプランターが置いてあって、そこに申し訳程度の、薄桃色のパンジーが、2、3、花をつけていた。私は、指差して、あれがパンジーだと主張したが、誰もそのことに興味がないみたいだった。

そして、責任者らしいオジサンが渋い顔をして言った。
「熊本に行ったらダメだよ」

なんのことかわからなくて、他の人の顔を見ると、

「あの坂の向こうが熊本との国境なんだよ。許可なく国境を超えたらダメなんだ」

と説明された。
私は、あ、そうか、ここ福岡だっけ…
と思い、知らずに法を犯してしまったことにしょんぼりとしてしまった。

誰かが
「まあ、知らなかったんだからしかないじゃないか」

みたいなことを言ってて、それにみんなも同調しているようだった。
大事にならなそうなことにホッとしつつ、相変わらずお客様扱いされている感じが嫌で腹が立った。

ここからでも見えるほどパンジーは巨大だった。
私はやるせない気持ちを抱えたまま、パンジーをカメラで撮影することにした。

ファインダー越しに見ると、巨大パンジーは、回旋塔か何かのように見えた。
しかも白黒で、まるで、森は生きているの1stのアルバムジャケットみたいな画に見えた。
ファインダー越しと肉眼で、何度も巨大パンジーを見比べた。

巨大パンジーは、今や大地に固定されているのではなく、大きな車のようなものに乗って移動しているようだった。
大きな車輪のついた無機質な物体。
神奈川の工場地帯で見かけるような、用途のわからない鉄の巨塊。
巨大パンジーはその巨塊の突端に伸びているのだった。