モノレールの、レースの上を行く。
スピードは変えられない。
止まることもできない。
何があっても、スムースに進む。
飛行機から降りた人々を運ぶ仕事。
マニュアルで動けるようにして欲しい、何かあってからでは遅い…
そう、上司に進言したけど、必要なし、の一言で片付けられた。
感情の無い上司。
私と同僚は顔を見合せため息ついた。
私たちは移動する。
モノレールの上を、同じスピードで。
私たち、二人で移動する意味あるのかな、なんて言葉は、どちらも口にしない。
ため息と、目配せだけで、今日も。
長期休暇をとった。
懐かしい下宿先へ。
浜辺まで、父についてきてもらったような気がする。
まぶしい波打ち際。
自分の所持品を回りの人々にあげた。
下宿さきのおばさんが、琥珀の土産を期待していたのだと聞いて、残念に思った。琥珀はみんな、浜辺の人々にあげてしまったし。
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