2013年9月14日土曜日

距離感

体が弱っているときは大抵、ケンカ別れした弟の夢を見る。

それは海辺のATMで、私は自分の短すぎるスカートが、まわりにいろいろ言われてるんじゃないかって、自意識過剰になっちゃってて。
そんな自分が嫌で、何にも気にしてないふりしてた。

橋の下から弟は現れて、マナと一緒にいた私はなりふり構わずかけよった。
彼は思ったより普通に話してくれて、ここ最近の状況とか報告しあった。

「こっちにいたんだ、北海道で見かけたって、タッちゃんが言ってたって聞いたけど」
「うん、ちょっと仕事で帰っただけ。こっちにいるよ。会社は変わったけどね」

弟のしゃべり方は穏やかだ。
彼は大きな木車みたいなものを引っ張り歩いていて、きれいにペイントされたサーフボードが飾られていた。
「サーフィン続けてんだ」
「まあね」

そんな他愛もない会話ができるのが嬉しかった。
私は自分が今無職であることを話した。そうすれば、もっと弟が私に近づいてくれるきがしたのだ。
彼は
「早く仕事見つけな」
と言ってくれた。

私は思いきって、連絡先を教えてくれるよう頼んだ。
けれど弟は
「それは出来ない」
そうきっぱり言った。
とても傷ついた。
けれどもめげない、そう思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿