母校(高校)の学祭で、後輩らしき女の子にお金貸す。
文具屋。学祭の出し物にしては品揃えが豊富だ。
ダッちゃんと待ち合わせしてることを思い出し、西へ向かう。
が、寄り道。
なんかのビル。
用がすんでビルを出ると、鞄置き忘れてることに気づいた。
慌てて戻ろうと振り替えると、階段のしたで色とりどりの振り袖を着たおばあさんたちが一列に並んで頭を下げていた。
報道陣ぽい感じの人達がバシャバシャ写真を撮っている。
謝罪会見?
一瞬そう思ったが、すぐに、おばあさんたちは頭を下げているのではなくて、腰が曲がっているだけなのだと気づいた。
古典楽器伝承賞だかなんだかの授与式かなんか。
上の階では若い世代の演奏が行われていた。古楽器といっても、西洋のそれではなく、和楽器だ。
美しく若い、洋装の女性達が、雛壇に並んで雅楽かなにかを演奏していた。
それはそうと、鞄が見つからない。
顔馴染みの受け付けの男に鞄を置き忘れたと話すと、
「あ、さっき持ってらしたあれですよね」
と、話がはやい。
そこへ通りすがった人が、それらしき鞄を持っていたので、
「あ、これだ」
と、つかみかかると、革製のインナー鞄が出てきた。私の鞄にはそんなものついてない。
鞄違いだ。
鞄の持ち主は迷惑そうに去っていった。
受け付けの男も、飽きてしまったのか、
「無いですね。」
の一言で、探してみようももしない。
辺りを見回しても、人々は素知らぬふりで、自分のやるべきことに注念している。
大声で叫んでやろうかとしゅんじゅんしていると、受け付けデスクの椅子の下に私の鞄が敷かれているのをみつけた。
鞄は汚れていたけど無事だった。