2012年2月5日日曜日

コンセプト集合住宅

引っ越した。
コンセプト集合住宅に。
児童館跡を改築して人がすめるようにしたらしい。
児童館といっても、総合大学のように広大な敷地で、悠に、駅一個分エリアを覆いつくしている。

まだ荷物も届かない畳部屋で寝ていると、誰かが扉を叩いた。
寝ぼけ眼で出ると、寝癖でジャージのおじさんが、小包が届いていると知らせてくれた。
テツ&トモのどっちだかか、温水洋一に似た感じのおじさんだった。
宇宙をめぐる話とかいうタイトルの本が届いているとのことだった。

部屋を出ると、階段で地下に向かった。上った時よりずいぶん降りづらいなと思ったら、一般住居者のとは別の、スタッフ用梯子螺旋階段 だということに気付いた。

地下のはずの下の階は、地上に面していた。土地が斜めになっているらしい。
カフェや食堂が立ち並び、子供たちや学生たちが思い思いの食事をとっている。
小豆色ジャージを着た若者達が、食堂のスタッフとしてたち働いている。若い内から運営に関わらせるというのも、この集合住宅のコンセプトの一つらしい。

そのまま敷地内を散策する。レクリエーションルームや中ホールに大ホール、土産物屋まで揃っている。
ラーメン屋や居酒屋の並ぶ横丁だってある。
駅近、職場まで30分以内。片道150円。
部屋は一階だけど日の当たる部屋
一生住みたいかも知れない。
学習室兼ゲーム室で机の抽斗を出し入れしながらそんなことを思った。
や、むしろ
ここのスタッフに転職したい。
こんなに子供たちに囲まれて穏やかに暮らすのも悪くない。
ケイちゃんとビッケさんも連れてこよう。

フロントのホールには大きなスクリーンがあって、創設者がこの集合住宅を始動させたときのドキュメントが流されていた。

創設者は、見た目も考え方もムツゴロウさんとい忌野清志郎を足して二で割った感じの人だった。
ドキュメントが終わり、現在の創設者のインタビュー映像が始まった。
年老いた創設者は谷川俊太郎に似ていた。

夢見ているときはなんて楽園みたいなところだろうと思ったけど、目覚めてみると、あれはどうも少年自然の家だったとしか思えない。
出なければカルト教壇の居住施設っぽい気もする。

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