2011年5月29日日曜日

真冬のライジングサン

真っ白な会場で、人の群れ、人の群れ。

私は17ヶ月の弟をおぶってスタート地点を探していた。30ヶ月までの子供が参加できるかけっこに弟が出たいと言うので。

最初に着いた集合場所、他の出場者がなんか大きいなと思ったら、7才までの子たちが参加できるかけっこの集合場所だった。

あわてて正しい場所を探したけどなかなかたどりつかない。
時計をみるともうとっくに16時をまわっている。もう間に合わない。思っていても、弟に言い出せない。

確か、yoheyOKAMOTOが、来てるはずだ。入場ゲートに一番近い広場でやるはずだ。弟には黙って目的地を変更する。

ごめんね
ごめんね
ごめんね....

後ろのステージで音楽が始まった。フィッシュマンズだ。真っ白な会場に南の風。

いろんなことがどうでもいい気がしてくる。雪と音楽。それだけでいい。

一面の銀世界で、あんなに暖かかったのは弟が背中にいたからだとは、夢の中では考えなかった。

2011年5月24日火曜日

名前と存在

後輩の芝居を観に帰札した。
場所はあの、マリアテアトロ。私達世代の憧れのマリさんが客入れをやっている。
前の席に座りたかったけど、結構後ろの方に通されてしまい、なんとか前に行けないか、客席を見渡すと、右後方席にアスカちゃんの姿を発見した。アスカちゃんがこういう芝居を観にくることに驚きつつも、声をかけに行こうとしたら、目の前の人がぬっと立ち上がった。

それが、なんとミユキちゃんではないか...
実に高校卒業以来の再会だ。
あれから十数年たつのに、ミユキちゃんは18の頃そのまんま。
「か、変わってないね。」
と思わずどもった。
今はどうしているのかと訊けば、信州で暮らしているとのことだった。
信州でなにをしているのか訊く前に客席が暗くなり、幕が上がる前に目が覚めた。

卒業以来全く接点のないミユキちゃんが夢の中で18の姿のままだというのは、当たり前と言えば当たり前。

彼女は、高校卒業後家族ごと引っ越してしまったこともあり、6 3 3年の学校教育を全て共にした仲間のなかでは唯一連絡をとっていない友達かもしれない。

その彼女が、これまた卒業以来一度も顔を合わせていない大学時代の友達であるアスカちゃんとセットで現れたのが面白い。

というのも、私には物心ついたころから家族同然の付き合いをしている姉妹がいて、その姉妹の名前が、今回夢に出てきた二人と同じ名前なのだ。

脳内で夢が生成される過程は知らないけれども、今回の夢が生まれる過程にこの姉妹が一枚噛んでいた可能性は随分高いきがする。

また、夢の中での物理的な距離が現実世界の姉妹それぞれと私の心理的な距離とぴったり一致しているのも興味深い。

夢が何かのメタファであるとすれば、今回の夢は登場人物の存在と名前の間に別々のメタファが隠れていたように思えてならない。

2011年5月17日火曜日

ケイドロ

男児を二人産んだ。
全然痛くなくて、シュッシュッと生まれた。産声がなかったので慌てて心臓マッサージしたら泣き出したので安心した。
二人は成長し、一人は泥棒に、一人は警察になった。

2011年5月15日日曜日

公衆電話

入院中のこと。
検査の結果、まだ検査が必要になったかなにかで、入院期間の延長を言い渡された。

院内では携帯が使えないため、屋上の電話ブースにつれていってもらった。公衆電話が立ち並ぶ。緑のがほとんどだけど、たまに黒電話もまじっている。

どれもPASMOが使えないため、500円玉を崩さなければならなかった。屋上に連れてきてくれた人に崩してもらって早速電話使用としたら前の人のお釣りがまだ残っている。

返そうとするのに、相手がふざけてからかってくるので返せない。

日本人だと思ったら片言だったのでアジアの国の人らしい。メガネかけててかっこいい。このままいくと好きになりそうだなと思った。

家にやっと電話がつながった。延長のことをなんて話していいかわからずのらりくらりとやっているうちに小銭がなくなってしまった。

2011年5月12日木曜日

穴の中の飛行機

ウチウミさんで飛行機を売っていたのでついつい買ってしまった。
黄色の双翼タイプ、中古で23万くらい。
家に帰るとだんだんバカな買い物をした気がしてきて、いや実家に戻る時は毎回結構乗るしって自分に言い聞かせた。
私がいないときは使わせてほしいと、ツナが言ってきた。その代わり半分出すと言ってくれた。けれども私は飛行機の所有権を独り占めしたかったので支払いの申し出は断った。飛行機は私がないときは好きに使っていいと言っておいた。
車庫には入らないので、山に少し入ったところにあるミミズの穴に置いておくことにした。
飛行機はまだ幼く、巨大ミミズに襲われるのが心配だったため、ミミズは退治しておくことにした。

現れたミミズは、イベリコ豚のハムの、巨大なスライスみたいな感じで、随分平べったいなと思った。今思えば、茶色いはらぺこあおむしみたいな質感だった。

巨大つまようじで刺し殺そうとしたけど、かわいそうになって、というか、自分の手を汚すのが嫌で、途中で辞めた。

ミミズが飛行機に入り込まないように、ドアをしめた。買った時から開きっぱなしだったので、閉まるか心配だったが、案外簡単にしまった。

夢の中では一度も飛行機を飛ばさなかった。

2011年5月6日金曜日

プライバシーに関する権利

第13条
用をたしているときの人の顔を見てはいけない

というのが施行された。
それで、私はふんばっているところを他人に見られたのに、刑務所に入っていて(むしろ刑務所だから他人にそんなところ丸見えだったのかも)それで、恩赦を待っていた。