真っ白な会場で、人の群れ、人の群れ。
私は17ヶ月の弟をおぶってスタート地点を探していた。30ヶ月までの子供が参加できるかけっこに弟が出たいと言うので。
最初に着いた集合場所、他の出場者がなんか大きいなと思ったら、7才までの子たちが参加できるかけっこの集合場所だった。
あわてて正しい場所を探したけどなかなかたどりつかない。
時計をみるともうとっくに16時をまわっている。もう間に合わない。思っていても、弟に言い出せない。
確か、yoheyOKAMOTOが、来てるはずだ。入場ゲートに一番近い広場でやるはずだ。弟には黙って目的地を変更する。
ごめんね
ごめんね
ごめんね....
後ろのステージで音楽が始まった。フィッシュマンズだ。真っ白な会場に南の風。
いろんなことがどうでもいい気がしてくる。雪と音楽。それだけでいい。
一面の銀世界で、あんなに暖かかったのは弟が背中にいたからだとは、夢の中では考えなかった。