2013年4月11日木曜日

ウヨ/マツ

研修旅行に行く準備をしている。
アッちゃん(ミーちゃんの姉ちゃん)とウヨ/マツと三人。

ウヨ/マツってゆうのは、ウヨとマツの人格が統合して、どちらかわからなくなった人物。
一緒にいるとウヨのような気もするしマツのような気もする。
見た目も性格も、過去の記憶も二人のがごっちゃになってる。
ウヨみたいに白い気もするしマツみたいに黒いような気もする。
ウヨみたいに昔家が近所だったし、マツみたいに年の離れたお兄ちゃんがいる。
ウヨみたいにハイソでインテリな感じだし、マツみたいにユーモアがあって論理的。
繊細で傷付きやすいところは、ウヨでもマツでもどっちも同じだ。

研修に用意していく宿題は、私の得意な分野で、息するのよりも自然に簡単。
アッちゃんは一つ年上だから、私たちの宿題なんか簡単。
だけど、ウヨ/マツは結構手こずってる模様。

焦ってるウヨ/マツの顔。プライドが傷付いてるウヨ/マツの顔。
私がウヨ/マツより先に宿題出来てるなんて、そんなの私だって居心地悪いんだから。
だから、ウヨ/マツ、がんばって。
がんばって宿題終わらせて、いつもの余裕を私に見せて。

研修に持って行くものの中には、魔法のホワイトボードっていうのがあって、何が魔法かっていうと、唇が付いてる。
付いてるってゆうか、ボードの表面が誰かの唇につながってる。
それでその唇が、ベーシストのキムさんみたいに低い声でしゃべる。
ホワイトボードの魔法を解くには、その唇に、口づけしなければならない。
私は、こんな低い声の唇に口づけるの、なんかちょっとやだなぁとか思いつつも、無感情に自分の唇を押しつけて、15数える。
これでおしまい。
魔法は解けた。
でも、何の魔法が解けたのかはよくわからなかった。
魔法が解けた後も、ホワイトボードの唇はそこにあったし、低い声でしゃべり続けてるし。
ただ私の唇は、歯医者の麻酔打たれたみたいにビリビリ痺れていたんだけども。

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