2013年4月7日日曜日

やりなおす

大学時代の演劇研究部入部の時のことを、過去に戻ってやり直すことになった。
演研には少し遅れて入部したので、その分の、同期生との溝が最後までコンプレックスだった。その部分を、過去に戻ってやり直すのだ。
気がつくと私は、カーテンコールに応えていた。
私が入部する前にやった公演で、いつもみんながその話で盛り上がっている時、おいてき
けぼりの気分を味わっていたものだ。
でももう違う。私もみんなと同じ話題で盛り上がれる。
そう思うと、自然と顔がにやけた。
客席を見ると、ケイゴちゃんが中段の席で拍手している。
ケイゴちゃんはまだ入部してないのだ。
私がケイゴちゃんよりさきに入部してるなんて、凄く変な感じがした。

打ち上げは近所の居酒屋。
この伝説の打ち上げの話をいつもみんなに聞いて、どれだけうらやましかったことか。
でも今回は、そんな打ち上げに参加できる。
イズミちゃんとタナカさん、マッツァンさん、マキちゃんと私で一緒に居酒屋に入る。
この日はうちの大学全体のお祭りで、大学の近くにはこの居酒屋一軒しかなかったから、うちの学生がイナゴの大群のようにその店に押しかけていた。
私たちもちゃんと予約していたのに結構待たされた。
きっと、この店にとって、今日が勝負の日なんだろうな、と思った。

私たちは全体の打ち上げに合流せず、こじんまりとした個室に入った。
私の対面にはイズミちゃんが座る。
私、マキちゃんの代わりに今日この日、初体験するんだな、と、急に理解した。
もしマキちゃんの代わりにイズミちゃんとHしたら、ゆくゆくは、私ケイゴちゃんと付き合うのかな。
ななめ向かいにすわるマッツァンさんに対して小さな罪悪感をもつ。
これが過去をやりなおすということなのだ。未来のいろいろなところが変化してしまう。

考えれば大変なことをしてしまっているはずなのに、夢の中では全ての感情が希薄で、私はぼんやりとおとおしを食べていた。

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