2012年5月9日水曜日

金と食べ物と歌と恋

飲み屋なのに弁当がたくさん並んでいる。
一つ持って帰ろうと思うと。
私が熱心に弁当を物色している横で、ダッちゃんがテーブルをあっという間に片してしまった。
ダッちゃんは気が利くね~って、みんながにこにこするのでちょっと面白くない。
一足先に帰ろうと、お弁当を持って席をたった。 お会計のところは女子学生が二人いて、茶色い髪をショートカットにした方のこが、金額を聞いて一瞬で暗算した。
「一人920円ずつ集めてきて」と言って、もう一人のこを座敷に行かせた。 座敷にどれぐらいの人数がいるのかは知らないけど、二桁は越えてそなうな雰囲気だったので、女子大生の暗算力に感心した。 それに920円という値段にも、さすが女子大生!と、感心した。
家は思ったより遠かった。 道すがら、芸能人二世のスガワラブンタが料理を出していた。知る人ぞ知る、隠れ家的ログハウスに上品な大人たちが集う。彼ら上客が持ちよった食材で、スガワラブンタが即興の料理を創るということらしかった。 スガワラブンタは二十歳そこそこの 生意気そうな青年だったが、料理の腕は確かなようだった。彼はカボチャを使ったスープをつくるとかなんとか言っていたが、グルメに無関心な私はその場を立ち去った。
家に帰るつもりだったのに着いたのは高校だった。教室に入ると私の席があったので座った。 夢の中の私は現実と同じ年齢くらいのおばさんだったのに、クラスのイケてるグループに属している感じにみんなが接してくるので、自分のたち位置がよくわからず、大人しくしていた。
なんとなく合奏が始まった。 イケてる男の子がギターを弾いている。イケてる女の子二人が歌を歌っている。誰かがグロッケンを叩いている。誰がカホンを叩いている。誰かがコーラスを入れている。 コーラスの声は恐ろしくキレイだった。歌っている女の子はなんか地味な感じのこだ。 メインを歌っていたイケてる女の子のうちの一人が、コーラスのこの歌声に気づいて歌うのをやめた。 彼女は優しく微笑んで、地味な子を前に押し出す。すかさずもう一人のイケてる女の子がコーラスパートを歌い出したので。地味な子の声がメインになった。 私はその地味な子から目が離せなかった。なんとかわいい声だろう!心臓がたか鳴り出す。ヤバいこのままだと惚れる。 私は焦った。面食いの私が、生まれて初めて、声だけで、ガチで惚れようとしているという事実にびびっていた。 イケてる子達がこんなにたくさんいるのに、彼女しか目に入らないなんてどうかしてる!! 夢を見ている時には、生まれて初めて同性に惚れようとしていることは問題でなかったようだ。

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