テレビでドキュメントを放送している。
なにかの不正事件や不祥事が発覚する時は、その企業や政治家が会見を行うときに、必ず薄緑色の作業服を着た「抗議屋」があらわれる。
彼らの抗議は、いつも的確で鋭く、激情的。彼らの抗議行動によって、新たな不正が発覚したり、事件の深部が明確になることも少なくはない。
ここまでの説明があって、テレビには抗議屋が企業のトップにくってかかるところで画面が一時停止する。
ナレーションが問う。
「彼らはいったいなにものなのか」
そこからドキュメントは、抗議屋の日常を追う。
抗議屋がれっきとした職業であり、彼らは、抗議を収入源に生活している、抗議屋は盲学校からの集団就職というパターンが圧倒的に多いため、目の見えない人が多い、などの事実が明らかにされていく。
テレビをみる私は、そんな職業があることを全く知らなかったので、目から鱗の面持ちで呆然としていた。
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デパート。
末の弟にいろいろ買うために、お父さんとお母さんと、4人で来ている。
手分けしてモノを探し回ったり、4人で一つのショップをうろうろしたり。
私は疲弊していて、今すぐにでも、この買い物チームから離脱したい。子供の頃は親とデパートに行くのがあんなに楽しみだったはずなのに....そう思うとなんだか悲しい。
お母さんが次の店に行ってしまったので、私はお父さんがお会計してるのを途中で代わって、弟と先に行かせる。
お会計の品は白いカッパ。
支払いが終わってみると、カウンターのうえに小銭の山が残った。
「多分お客さんのですよ」
と店員が言う。
よくみると小銭には革のギターピッグが沢山混じっている。これは確かにお父さんの小銭に違いない。
家族に合流してお父さんに小銭をわたすと、自分のではないと言って、お父さんは小銭を返しに店に引き返した。
お母さんが、「お父さんはピックなんて使わないでしょ」と行ってきた。
そういえば確かにそのとおりだ。
納得したところで目が覚めた。