2011年12月31日土曜日

ドキュメント、デパート

テレビでドキュメントを放送している。
なにかの不正事件や不祥事が発覚する時は、その企業や政治家が会見を行うときに、必ず薄緑色の作業服を着た「抗議屋」があらわれる。
彼らの抗議は、いつも的確で鋭く、激情的。彼らの抗議行動によって、新たな不正が発覚したり、事件の深部が明確になることも少なくはない。
ここまでの説明があって、テレビには抗議屋が企業のトップにくってかかるところで画面が一時停止する。
ナレーションが問う。
「彼らはいったいなにものなのか」

そこからドキュメントは、抗議屋の日常を追う。
抗議屋がれっきとした職業であり、彼らは、抗議を収入源に生活している、抗議屋は盲学校からの集団就職というパターンが圧倒的に多いため、目の見えない人が多い、などの事実が明らかにされていく。

テレビをみる私は、そんな職業があることを全く知らなかったので、目から鱗の面持ちで呆然としていた。

*****

デパート。
末の弟にいろいろ買うために、お父さんとお母さんと、4人で来ている。
手分けしてモノを探し回ったり、4人で一つのショップをうろうろしたり。

私は疲弊していて、今すぐにでも、この買い物チームから離脱したい。子供の頃は親とデパートに行くのがあんなに楽しみだったはずなのに....そう思うとなんだか悲しい。

お母さんが次の店に行ってしまったので、私はお父さんがお会計してるのを途中で代わって、弟と先に行かせる。
お会計の品は白いカッパ。
支払いが終わってみると、カウンターのうえに小銭の山が残った。
「多分お客さんのですよ」
と店員が言う。
よくみると小銭には革のギターピッグが沢山混じっている。これは確かにお父さんの小銭に違いない。

家族に合流してお父さんに小銭をわたすと、自分のではないと言って、お父さんは小銭を返しに店に引き返した。
お母さんが、「お父さんはピックなんて使わないでしょ」と行ってきた。

そういえば確かにそのとおりだ。

納得したところで目が覚めた。

2011年12月23日金曜日

フラグメント

ご飯を食べる会
古民家
雑誌の袋綴じは武家風家具一式
モリヤマにーさん
リエちゃんとノンちゃん
エッちゃん家の庭

2011年12月21日水曜日

見え・な・い♪

赤ちゃんがいた。
その場に居合わせた面々で、代わる代わるだっこする。
赤ちゃんは泣いたり泣き止んだりを繰り返していて、その度に私達は赤ちゃんをあやしている。

弟が音楽をかけている。
スピーカーにはゴムかビニール製の管が繋がっていて、管のもう一方はたらいの中に落ちている。たらいには何かの液体が張ってあり、音楽に合わせて波打ったり泡がぼこぼこ出たり、マシュマロみたいなものが浮き上がったりしている。それらの動きが音楽と完全に連動しているので、いつまで見てても全然飽きない。

なにで出来ているのか弟に尋ねると、ボール紙と漢字を書いたCDとのことだった。

「ショウタって、漢字で書いてあるCD」
弟は言った。
「ショウタ君、手伝ってくれてるから。」

スピーカーから流れる曲は、声変わり前の少年の声と、チープなシンセで構成された、メランコリックなメロディラインの曲だった。

多分、ショウタ君が歌っているんだろう。

しばらくすると音飛びした。
見ると、管のに何か詰まっている。
レゴブロックだ。
黄色のレゴブロックが菅に詰まっていた。

****

今日の夢で特筆すべきは「ショウタ君の歌」である。
目が覚めたとき、あまりにはっきりとその歌が耳に残っていて、妙な気分だった。
あまつさえ、シャワーで鼻唄ってしまったほど頭から離れない。
歌詞は『...見え・な・い♪』と『見えすーぎーてー♪』の2箇所しかおぼえてないど。
にしても、全く知らない歌である。
なのにショウタ君の声質とかシンセの音色とかまるで聞いたことあるみたいにリアルに覚えている。

***

とか書いたにも関わらず、16時の休憩で日記の続きを書こうと思ったら、曲がさっぱり思い出せない。
お昼にははっきり覚えていたのに!
ちょっとアレンジまで考え始めてたのに!!
四つ打ちだったことしか覚えてない!!!

まあ、はっきり言って一昔前によくあったパターンの、チーーープで、感傷的な感じの曲で、特に好印象だったわけではないけど、こうもさっぱり思い出せないと、なんかすごーく惜しい気になってくる。
そりゃ、イェスタデイみたいな奇跡の名曲ってかんじじゃなかったけど、アルフィのアルバムにでも入ってそうな曲だったけど、こんなことならメロディだけでもノートにしとくんだった...
もう、既成の曲だったかどうかも調べられないよ。

....

と、思っていたのに、今、帰りの電車ん中で、普通に鼻唄ってた...
脳ミソって不思議だ...
録音しとこ。

2011年12月17日土曜日

支払い

兄弟全員と、友達二人の、総勢七人でソバ屋に行った。その前とか間とかにもいろいろあって、校庭とかタツノオトシゴとか出てきたけど、そこらへんはさっぱり覚えてなくて、問題は支払の時。

気前いいところを見せようと、ここは全員分おごるよ、ってんで、みんなを先にやり、一人レジに立ったのだけど、カード使えますかと聞くと使えませんという返事が。
現金はなん十円かしか持っていなかったので、向かいのファミマにおろしにいった。探してもATMがない、と思ったら、そのファミマ二階建てで、地下フロアにあった。
お金をおろして急いで戻ると、レジに長い行列が出来ていた。
私の支払いがすまないと次に進めないらしい。なんて融通のきかない...と驚きつつ、なんとか支払いを済ませた。
よくみたら、財布にはお金が沢山入ってて、多分おろしにいかなくてもよかったことに気付いた。
そういえばソバ屋に入る前に用意しといたんだ....と、全て終わった後に思い出した。

もうすぐクリスマス

会う友達会う友達みんなに恋人が出来てて、段々寂しくなってきた。
窓にうつる自分の姿をじっと見つめる。
窓はまつぼっくりとヒイラギで飾られている。
じっと見つめていると、自分以外の影があらわれた。
ふりかえるとユースケサンタマリアが立っていたので少しがったりした。
がったりしたので、自分が何かを期待していたことに気付いて、少し傷ついた。

私がその場を歩き始めると、ユースケサンタマリアもたまたま同じ方に向かうところだったようで、並んで歩いてるみたいな感じになってちょっと気まずくなった。
けれど、歩く速度を変えたりして、ズラすのもなんだかシャクで、ムキになって並んだままずっと歩いた。しかも絶対に目を向けないようにした。互いに完全に互いを無視し、一人で歩いてる体を保持した。

何処かの通りに差し掛かると、誰かがお笑いのネタの導入部を言った。
具体的にはなんだったか全く覚えてないけど、「なんでだろ〜」とか「ポイポイポーイポ」とかなんかそんな感じだろう。
殆ど無意識の内に、続く言葉が口をついていた。
と思ったらユースケサンタマリアもそうだったみたいで、二人の声が完全にハモった。その瞬間ついに顔を見合わせてしまい、変な連帯感が生まれた。
私達は笑顔を交わし合いながらネタ、というか歌を歌い続けた。
いつの間にか所ジョージも合流して、私達三人は全力で、人のネタを言い切った。
もう最後の方なんて、興奮しすぎて殆ど叫んでいたし、躍っていた。

やりきった満足感に浸っていると、何処からかあらわれたスタッフ的な人に、
「今CM撮影中なんで静かにしてください」
と注意されたので、謝って、私達はすっかり小さくなった。 

この夢って、やっぱクリスマス近いからだよね。サンタはサンタでも、ユースケサンタマリアだけど...

2011年12月13日火曜日

宗教ミックス

坊さんに、指紋をみせたら

あんたの血は逆に流れている

と言われた。
長い夢の途中で。

*****

下北沢なら無料で路駐できる、と、地図をみせられたので、車はそこに置いて行くことにした。
黄色の大きなダンブカー。
途中でガス欠。
街にはたどり着けなかった。

*****

古い店の中。
パブかリカーショップかおもちゃ屋かなにか。
煤けたショウウィンドウから通りを見ると、ちょっと過激なデモ行進が通る。
私達はあれに見つかると厄介なことになる。
マッキーさんは、デモ隊の主張内容にキレてしまいそうだ。

そんな店内の空気を察してか、サンタさんが奥で小咄を始めた。

人の輪が出来ていく。

近寄って見ると学生上がりの牧師見習いがサンタさんの影から突然出てきて話し始めた。
その上歌い始めた。
サンタさんのために7時から練習していたそうだ。

2011年12月10日土曜日

疑惑

身体能力の異常に発達した血筋に生まれた。
父は、特に身体能力の高い者たちで構成される組織の頭首だったが、早くしてこの世を去ったので、私は幼いうちに跡目を継いだ。
心細くはなかった。
二人がいつも一緒だったから。
一人は、私を助けて組織をまとめてくれる、父の右腕だった男。
一人は、血筋の者ではないのに、際立つ才能を持った幼馴染の男。
三人で一つだった。
命を脅かされる日常が、苦ではなかった。

それでも、遂に大きな危機が去って、今までどれほどの緊張の中で生きて来たのかを思い知らされた。

エアーズロックの麓に広がるスパで、南国の太陽に肌を焼かれながら、本当の休息というものを知った。
体の芯から溶けてしまいそうなくらいに安らいでいる。

浅く小さなプールに浮かんで青空を見上げる。こんな平和な世界があるなんて知らなかった。

二人も岩場に寝そべったりしてくつろいでいる。

私は大きく伸びをして背泳ぎを始める。
一掻きで対岸に追突して驚いた。プールサイドで見ていた一般人が目を丸くしている。

安心し過ぎて自分の能力のことを忘れていた。手加減して泳がなきゃ。
そっと泳いでいると、スパのオーナーが近づいてきて、
『足、動いてない!器用に泳ぐね!』
と、感嘆した。
彼も、このスパの利用客達も、私達の正体は知らない。
笑ってごまかす。
自分の微笑みの威力はわかっている。

オーナーはちょっと来て、と、私と幼馴染みを呼んで、彼にはお使いを頼み、私には茂みの奥にある、寝床を見せた。

寝床は信じがたいほど心地よく、私は一瞬で眠りに落ちた。

私は知らなかった。
自分がどれほど長く眠り込んでいたか。

私は知らなかった。
オーナーが私達を引き裂こうとしていたことも、幼馴染みがどれ程遠くに遣られたのかも、岩場に残った父の右腕に、オーナーが何を吹き込んだかも。

ただ、夢から覚めて茂みを抜けたとき、父の右腕が背の低い古木の枝に腰かけて地平線を見つめる横顔に初めて浮かぶ表情を見た。

石のように動かない彼に、声をかけることができなかった。

彼の顔に浮かんだものの名前を私は知らなかった。

2011年12月5日月曜日

夜、朝刊を探す寂しさ

広めの川を越えて、誰かしらの家に泊まりに行った。

日暮れ頃、買い出しがてら、一人散歩に出かけた。
馴染みのない街並みに、全く見覚えのないわけでもないのは、前に幾度か訪れたことがあるからかもしれない。

飲み物かなにかを買った後、急に新聞が読みたくなった。
2, 3丁先の通りにコンビニがあったのをうっすら記憶していて行ってみた。
下り坂の広い駐車場があって、その奥に沈みこんだコンビニからこうこうと光が溢れている。

スポーツ紙しか無かったので、店員さんに、近くで朝刊の手に入る店はないか尋ねた。

本当はスマホを持っていたので自分で調べることも出来たけどそうしなかった。

結局人に訊く方がはやいと思ったのかもしれないし、なんとなく寂しかったのかもしれない。

店員は親切に幾つか候補を挙げてくれたけど、どれも、宿泊場所から離れる方向ばかりだったので面倒に思えた。
出来ればこっちがわのエリアで無いだろうか、と、地図を指でなぞると、店員は、だったらこれこれの通りの新聞配達所を直接あたってはどうか、と、丁重かつ投げやりに答えた。

あーなるほどそうですよね...というようなことを口の中で呟いて、そそくさとコンビニをあとにした。

もうとっぷりと日が沈み、都会の薄い空にも、ちらほら星が瞬いていた。

2011年12月2日金曜日

あんた、どうして

蕎麦屋。
連れの男は70年代風。
彼、蕎麦ではなく剣を呑みながら話すもんだから、気になって、さっぱり話に集中出来ない。