ターゲットはレコード。
役員のヒロミに近づく。
頭空っぽで従順で、体だけが取り柄の女、みたいなものの振りをする。
案の定、ヒロミは私を気に入って、役員しか入れない部屋に私を連れ込む。
レコードのぎっしり詰まった箱が出てくる。まずは聴いてその一枚を探さなくては。
ターンテーブルには針が取り付けられていない。取り付け方がわからないふりして、甘えた声を出す。
ヒロミはつまらなそうに、針の取り付け方を説明する。
私は針を取り付けようとするけど何故か上手くいかない。ヒロミが私から興味を失って行くのではないかという焦り。
「ピアス開けたこと無いんだ?」
ヒロミが言う。
私はレコードの針を耳に突き刺す。
ダイヤモンドのピアス。
さぁあとはずらかるだけ。
ヒロミにしなだれかかったまま外にでて、頃合いをみて姿を消すだけ。
あれ、これでいいんだっけ?
何か忘れてない?
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