家に帰る途中、橋の手前。
その日知り合ったばかりのおじさんと、歩きながら話していた。
おじさんも橋を渡るみたいだったので、
「家、近いですね!とこですか?」
と尋ねると、
「あ、...うん」
とお茶を濁され、挙げ句、
「ワイフと暮らしてるから...」
みたいな牽制をかけられた。
そんなおっさんに、迫ってると勘違いされたのが腹立たしく、心のなかでは火のように怒っていたが、
「あ、そうなんですねー」
と、テキトーな返事をした。
そのまま橋を渡ったところで、占い師の女性のような人が出てきて心理テストのようなものが始まった。
無人島に持っていくとしたら...か、家に有るもの3つだけ残してあとは捨てるとしたら…みたいな系統の質問で、私はまず
「ウクレレ!」
と即答した後、結構考えて、
「家族のみんながそれぞれ、一番好きだと言っている本を一冊ずつ...」
と言いながら、
(かさばるかな?かさばるな。なんかスマートな回答じゃないな)
というようなことを考えていた。