2014年3月30日日曜日

あの鳥

目が覚めている時でもたまに夢を見る。
前後の思考やその時の自分の状況に全く関係ないイメージが脳裏をよぎる。
あれは、夢なんだと思う。目が覚めていても。

私はそれを、白昼夢と読んでいる。

久しぶりに白昼夢を見た。

体か埃まみれになっている。
埃、というより、毛のような。
...羽毛?

口に入ると良くない気がしたので、丹念に手でほろう。
羽毛はみるみる体から落ちて、ふわりふわりと地面に積もる。

積もった羽毛は一ところに凝って、大きな雛鳥の形になった。

あの鳥だ。
なんだ、あの鳥だったのか。

そう思いながら屈んで雛に触れてみようとして手を止めた。
触れてみずとも分かる、重みのない鳥の様子。こんな様子を何度も目にしたことがある。

死骸だ。
この軽さは死んでいるものの軽さだ。

なんの感慨もなく、私はそう断定したあと、改めてその鳥に手を延ばした。
重そうに持ち上げれば、命が戻るような気がしたので。

2014年3月26日水曜日

高台の学校

赤茶色の教室
霧の町
倉庫暮らしのクラスメイト
何かを買ってきてと頼まれた
フルーツが欲しい

初めて霧の晴れたところを見た
汚れた湖
レンガの街並み

高台の学校

2014年3月15日土曜日

達磨ストーブのような乗り物

一度書く癖が無くなると、夢って全然覚えてられなくなるのかな。
今日も確かに朝は見た夢のこと覚えてたはずなのに、後で書こうと思っているうちに殆ど全て忘れてしまった。

覚えているのは、一瞬のシーン。
大きな乗り物が、着陸するシーンだ。

その乗り物の着陸する地面は、灰色で、なにか、合成金属だったんだと思う。
インパクトの瞬間に、あんなに揺れていたのは、コンクリートの地面じゃなかったってことだし、左右に、スライドするように規則的に揺れていたのは、非常にしっかりとした基盤を感じさせる何かだった。
もしかしたら、貨物船の甲板とかだったのかもしれない。

着陸した乗り物は、確かに空から来たのだと思うのだけど、多分、ヘリコプターだったんじゃないかと思うんだけど、今、見た目を思い出す限りでは、あれは潜水艦だったんじゃないかと思う。

カーキ色の重々しい本体にはプロペラも翼もついていなかったし、見通しの良い窓も付いていなかった。前方の先端が薬缶の注ぎ口見たいな形をしているけれど、内側に通じる入口や隙間は一切見当たらず、がっちりと密閉されているような感じがする。
とても小さな嵌め殺しの窓が一つか二つだけついていて、それが、唯一の、内側とのつながりのようだ。

形や質感は、なんとなく、達磨ストーブを横に倒したような印象。

着陸の瞬間に、私は「あーあ」と思ったのだった。
朝起きた時は、自分がどうして「あーあ」と思ったのかも、その中に乗っているであろう人たちのことも、その着陸の前後関係も、その後の展開もみんな覚えていたはずなのに、今思い出せるのは、あの、ずっしりとした乗り物の、着陸のインパクトだけだ。