2011年6月22日水曜日

仮居の窓辺から

一度みんなで長期滞在したことのあるyouth hostelのようなところにやってきた。
取り仕切っている男は茶髪に黒ぶちメガネの優男で、韓国のイケメン俳優を胡散臭くしたような風情だ。
泊まれるか尋ねると、オフシーズンは、一人にしか貸さないと言われた。
うすうす、遠回しに断られているのかな…と思いつつも、鈍感を装い、
「よかった、ちょうど今回は一人で来たんだ」
と、満面の笑みで返したら、泊めてもらえることになった。

客は私ひとり。あとは従業員や地元の人々ばかりで、多少肩身の狭い思いをしながらも、部屋の窓から景色を望めば落ち着いた心もちになる。窓の外は一面の銀世界。
太陽の反射がまぶしすぎて目を空けていられないほどだ。
室内のせわしげな物音と、窓の外の静けさ。

冬にこういうところに来るのもなかなかいいもんだなあ、とひとりごち。

0 件のコメント:

コメントを投稿