広いログハウス。
夫の方が昔からの友達で、妻の方とは結婚後に知り合ったのだけれども、今は夫とよりも仲がよい友達だった。
何日か過ぎて、夜、テレビを見ていたか、ゲームをしていたかの時、夫婦二人で居間から出ていってしばらく戻ってこなかった。
何日か過ぎて、夜、テレビを見ていたか、ゲームをしていたかの時、夫婦二人で居間から出ていってしばらく戻ってこなかった。
それで私は、急に一人になって、考える時間ができて、もしかしてそろそろ帰ってほしいと思われているかもしれない…と思い当たった。
夫婦が戻ってきて、軽く引き留められつつも、ログハウスを後にした。
帰路、商店街を抜けていく。高円寺みたいな古着屋のいっぱいある、それでいて観光地らしい解放感とうさん臭さが漂っている。
記念になにかほしい気がしてぶらぶらと歩いたが、結局何も買わずに電車に乗った。
乗ってからスマホで帰り道のルートを調べる。乗り換えが複雑なうえに、一本でも逃したら家に帰りつけないようだ。
途中、バスに乗る必要があり、そのバスに乗るには専用のアプリをダウンロードする必要がある。電波環境が悪いのか、なかなかアプリがダウンロードできずにあたふたしていると、隣の席の人に笑われた。
見ると、ジュンちゃんだった。
ジュンちゃんが、切れ長の瞳だけこちらに向けて笑っていた。
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目覚めてみると、あれほど長く逗留したはずの友達の家よりも、商店街の景色の方が鮮明に脳裏に焼き付いているのだった。というか、今思い出す限り、現実世界では特に知らない人たちだったな、あの夫婦。