2019年11月5日火曜日

ケノピーかケノペスか

何かのワークショップだった。
私の班に高校生が入ってきて、しかも飛び級しているらしく、まだほんの子供だったので、みんな「若いのにこんなワークショップに参加するなんてすごいね」と褒めていたら、同じ班にいた松村さんが、「若いこと」を通貨にするのは良くない。大人がそれを価値として扱うから、子供たちは自らそれを通貨に換金してしまうんだ、というような苦言を呈した。私は、単に彼が浮かないようにみんな気を使ってるだけです通貨になんかしてない!とかなんとか反論していい気分になった。

隣の班では、川崎の工業用水などで汚染された河川敷の生態系に魅せられた男が熱弁を奮っていた。

論の中心は「ケノピーと呼ぶかケノペスと呼ぶか」だった。ケノピーとは、ある生物に、ネジなどの工場廃品が突き刺さったりして、その鉄分を目当てに他の生き物がその廃品の付着した生物に寄生すること、ケノペスは、そういうタイプの寄生生物全般の名称のことらしい。

ケノペスにはいろんな種類があり、そのいくつかをシャーレに入れてみんなに見せていた。透明なエビにネジが刺さっており、その周辺でエビとは違うリズムで動く脚の束みたいなものが見えた。

ケノペスの複数形がケノピーなので、そこがまたややこしいのだ、というような説明もしていた。